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アスペルガーとアイデンティティ 再考

NHKスペシャルと一連の番組を観て、ずいぶんと考えさせられた。

自分の中の発達障害的な要素を認識して改善するには、
まずは自己アイデンティティを「発達障害のある自分」というものに
変えなければならないけれど、
あくまで発達障害というのは自分の一部であって
「自分=発達障害」ではない。

でも、当事者の中には、発達障害と診断されたことで
発達障害というアイデンティティが全面化してしまう人がいるようだ。

診断されたばかり、自分の発達障害の問題に気づいたばかり、という人が
これも発達障害のせい、あれも発達障害のせい、と言いたくなるのはわかる。

でも、何年も経ってから自分の現状が変わらず相変わらず苦しさを訴え
理解を求めるというのは私にはちょっと理解できない。

ひと昔前と違って、発達障害を改善する情報はずいぶんと
入手できるようになったんじゃないかと思う。
相変わらず理解ばかり求める人たちというのは、
自分でそういう情報を探して活用したりしないんだろうかと不思議に思う。

吉濱ツトムさんだとか、花風社さんだとか、
発達障害の改善方法についての本をたくさん出してくれている。
そういったものを読んだりしないのだろうか。

私は十数年も前に診断を受けているけれども、
それ以前から、自分の苦しさを改善するために
いろんな方法を試してきた。

中にはフラワーエッセンスだとか、現代医学では効果が立証されていない
一見怪しげなものも試してみた。
そしてそれは実際によく効いたし、今でも好んで使っている。

自分の身体の感覚を延々と観察して、それに対して反応をしないという
瞑想法も20年以上行っている。
これは自分の身体を認識するのに役立ったし、
感覚に反応しない訓練をしてきたことで、
感覚過敏があってもそれに対して反応しないようになったので
苦しさは半分に減った。

感覚過敏は、睡眠の質がよくなったことでうんと軽減された。
(今でも、寝不足で脳の調子が悪い時に、電車の中で
赤ちゃんに泣きだされたりすると、「や~め~て~~」って
心の中で叫ぶけど。あれは脳にドリル。)

効果が科学的に立証されていないものであっても、
安価であれば試してみる価値は十分にあると思うのだけれど。
というか、何で試してみないのかがわからない。

「溺れる者は藁をもつかむ」というように、
楽になれるのであれば、何でも試してみればいいのに。
でも確かに、ある程度続けなければ効果はないから、努力は強いられる。
その努力が面倒だから、周りに理解を訴えた方が楽なのかもしれない。

だけど、発達障害者にやさしい社会なんていつやってくるのかわからない。
そうこうしているうちに歳をとっていく。
理解されないなんて嘆いているよりも、
さっさと自分の特性をきちんと理解し勉強して、
少しでもコツコツ努力していった方がずっといい。
どうしてもクリアできない部分は、
それをカバーできるように環境を少しずつ変えていったらいい。

発達障害の診断を受けるって、
それを効率よく行うためのものだと私は思っている。


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人生の遅くになってからアスペルガー症候群の問題に
気づいた人に役立つ資料の翻訳はこちら



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プロフィール

Chandni

Author:Chandni
十数年前に確定診断を受けたアスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)当事者です。当事者として、これまでの道のり、工夫していること、日々感じていること、取り組んでいること、その他いろいろ書いています。アスペルガー特有の変わった考え方や生き方の一例として、多少なりとも参考になれば、と思います。

長いこと変わった民族楽器に取り組んでいます。職業はフリーランスの医薬系実務翻訳者。現在、メディカルハーブとタロットを本格的に学んでいます。

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